大阪・池田市の人気観光地「天空の鳥居」で、外国人と見られる観光客が鳥居にぶら下がり懸垂するというショッキングな行為が目撃されました。
その様子を捉えた動画がSNSやニュースで拡散され、大きな波紋を呼んでいます。
動画を撮影したのは、偶然現場に居合わせたエストニア在住の外国人観光客・イリヤさん。
神聖な場所での軽率な行動に「これは破壊行為」と語り、証拠として警察に通報しました。
この騒動をきっかけに、池田市は「鳥居の神聖さを守る」ため、見回り体制を強化する方針を発表しました。
問題となった迷惑行為の内容
事件が起きたのは、五月山の秀望台に位置する通称「天空の鳥居」。
市街地を一望できる絶景スポットとして、SNSでも人気が高まり、国内外の観光客が訪れる場所です。
その神聖な鳥居に、外国人男性が両手でぶら下がり懸垂を始め、もう1人がスマートフォンで撮影するという行動が目撃されました。
動画を記録していたイリヤさんによると、2人組はタクシーで現地に到着するとすぐにこの行動を始めたといいます。
撮影後、イリヤさんは動画を持って警察署に出向き、現場の状況を説明。
警察も「非常に残念だ」とコメントしています。
引用:FNNプライムオンライン
なぜマナー違反が起きるのか?
今回のようなマナー違反が後を絶たない背景には、「SNS映え」を目的とした行動が関係していると考えられます。
エックスやTikTokなどで注目を集めることが目的となり、信仰の対象である鳥居の神聖性が軽視されがちです。
加えて、訪日外国人の中には、日本の宗教・文化に対する理解が不足しているケースも少なくありません。
観光客を迎える側としてのガイドラインや情報提供の在り方も、今後の課題と言えるでしょう。
イリヤさん自身も「自分の国の悪いマナーは日本に持ち込まないでほしい」と強く訴えており、観光客1人1人の意識改革が求められています。
ネット上での反応と声
ネット上では、この件に対して多くの反応が寄せられています。
・「鳥居は神聖なもの。遊び道具じゃない」
・「こういう行動があると、外国人全体に悪いイメージがついてしまう」
・「通報してくれたイリヤさんに感謝」
・「SNS映えより、文化へのリスペクトが大事」
一方で、
・「外国人だからという偏見は良くない」
・「一部の人の行動で全体を判断するべきではない」
という冷静な意見も見られ、健全な議論が行われています。

まとめ
「天空の鳥居」は美しい風景と神聖な雰囲気が魅力の観光地です。
しかし、それをSNS映え目的で汚してしまうような行為は、地域住民や他の観光客への裏切りにもなります。
イリヤさんのように、マナーを守る行動が文化と観光の共存を支える鍵です。
観光客1人1人が「自分の行動がどんな意味を持つか」を意識し、訪れた国や地域への敬意を持つことが、真の“旅のマナー”ではないでしょうか。
当記事は以上となります。
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