無人で運営される民泊施設における“最悪ゲスト”による被害が、SNSで大きな注目を集めています。
沖縄の一戸建て民泊施設に宿泊した6人組の日本人グループが、不法滞在・備品の破壊・大量のゴミ放置・禁煙ルール違反など、モラルを著しく欠いた行動を取りました。
民泊運営会社「MOSVA(モスバ)」の山田代表がSNSで現場の惨状を報告し、7,000件以上のリポストとともに「正気の沙汰じゃない」との声が広がっています。
当記事では、その被害の全貌と、運営者が語る今後の対応策などについて深掘りします。
事件の詳細
事件が発生したのは、沖縄県内で運営される無人型の一戸建て民泊施設。
9月16日のチェックアウト予定だった6人組の日本人ゲストは、チェックアウト後も5時間以上不法滞在し、その間に室内外を荒らし放題の状態にしました。
確認された被害内容は下記の通りです。
・屋内に生ごみ(魚を含む)や吸い殻を放置
・木製屏風やプール用備品の破壊
・タオル・スリッパの汚損
・ウッドデッキに嘔吐物
・部屋中にゴミが散乱、強烈な悪臭
また、清掃スタッフが11時、15時、深夜と複数回訪問するも、レンタカー内や室内に滞在者の気配があり、清掃不能な状態だったとのこと。
被害は写真や記録によって証拠化されています。
引用:ENCOUNT
運営者の対応
民泊運営会社「MOSVA」代表・山田直人氏は、被害実態を可視化し再発防止へ繋げたいとの思いから、事実をSNSで丁寧に発信。
下記の対応を進めていると明かしています。
・Airbnbを通じた損害賠償請求(実費+機会損失)
・写真と記録による証拠化・修理と清掃の見積作成
・任意交渉から、必要に応じて法的措置の検討
・警察による現地確認と、器物損壊・業務妨害の可能性相談
被害総額(概算)は下記の通りです。
・特別清掃・消臭費:6万円
・リネン・消耗品の再購入:1万258円
・稼働停止による機会損失:5万7000円相当(3泊分)
・その他、破損備品の修理費は現在算定中
山田氏は「謝罪を受けても不問にするわけにはいかない」とし、正当な補償とルール違反に対する適切な対応を強調しています。
再発防止のために
本件を受け、山田氏は「無人だからといって“誰のものでもない空間”ではない」と強調。
民泊施設は多くが無人運営であるため、宿泊者のモラルと責任ある行動が不可欠です。
今後の再発防止策として、下記が求められます。
・宿泊者審査の強化とブラックリスト共有制度の導入
・保証会社との連携による損害補填の仕組み構築
・利用者へのマナー教育と事前注意喚起の徹底
・記録の自動取得・AIによる監視強化
ネット上での反応と声
今回の事件は、SNSで広く拡散され、多くのユーザーから怒りの声が寄せられています。
・「ここまで汚くするなんてありえない」
・「よくここまでめちゃくちゃに出来ますね、、、」
・「謝って済む話じゃないよ」
・「しっかりと賠償してもらってください」
・「民泊にも保証制度を作るべき」
このような怒りと共感の声が拡がったことによって、謝罪の連絡が宿泊者から届いたと山田氏は語っています。

まとめ
民泊施設は、単なる空間ではありません。
運営者の想いと、清掃スタッフの努力があって初めて成り立っています。
今回の事件を通じて、山田氏は次のように訴えています。
「無人運営の民泊でも、運営者や清掃スタッフが心を込めて管理しています。ゲストの皆様には、最低限のモラルを守り、次に使う人のことを考えて行動していただきたいと強く願います」
引用:ENCOUNT
そして、拡散に協力したネットユーザーに対しても「感謝している」と述べており、被害の“見える化”と社会的抑止力の必要性を改めて感じさせる事件となりました。
当記事は以上となります。
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