相席ブロックは迷惑?高速バスで増える迷惑行為の実態

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高速バスを利用する際、「隣に誰が来るか不安」「できれば1人でゆっくり座りたい」と考える人も多いでしょう。

そんな中、1人で2席を予約し、直前に1席をキャンセルすることで隣席を空ける“相席ブロック”という行為が問題となっています。

安価に快適な空間を確保する裏技のように見えるこの行動ですが、実はバス会社に大きな損害を与えてしまいます。

当記事では、相席ブロックの実態について深掘りします。

目次

相席ブロックとは?

相席ブロックとは、1人で高速バスを利用する際に2席を並びで予約し、乗車直前に片方をキャンセルすることで、隣席に他人が座らないようにする行為です。

これにより実際には空席が生まれるにも関わらず、他の利用者はその席を予約できない状態になります。

特に、キャンセル手数料が100円程度と安価な場合、この方法を「安く広いスペースを確保する裏技」として悪用する人もいると見られています。

問題は、このような予約がバス会社の経営や他の利用者に大きな影響を与える点にあります。

バス会社が受ける被害と対策

相席ブロックによってバス会社が受ける被害は深刻です。

空席が出ても、直前のキャンセルでは他の利用者が予約できず、売上の損失に直結します。

さらに、複数の席をまとめて予約し、乗車前に一部をキャンセルするようなケースも報告されています。

これを受けて、JRバス中国やJRバス関東などのバス会社では、キャンセル手数料の見直しを実施。

例えば、出発2時間前までのキャンセルで運賃の50%、2時間以降は100%を手数料として徴収するなどの対策を講じています。

しかし、キャンセル料を払ってでも相席を避けたいという利用者もおり、いたちごっこの状態が続いています。

需要と供給のミスマッチ

コロナ禍を経て、高速バスの需要は回復傾向にあります。

国土交通省のデータによると、利用者数はコロナ前を上回る水準に達している一方、発着便数は依然として回復しきれていません。

こうした中、1席でも多くの乗客を乗せたいバス会社にとって、相席ブロックによる空席は大きな損失です。

また、乗りたい便が満席と表示されても実際は空席があるという事態が生じ、利用者にも不利益をもたらしています。

ネット上での反応と声

この問題はネット上でも大きな話題となっており、エックスではJRバス関東が「相席ブロックはやめてください」と注意喚起を投稿し、数多くの反応を集めました。

・「その手があったか」

・「賢いけどマナー違反」

・「規制すべき」

という意見が飛び交い、一部では、

・「高速バスを使うのが不安になった」

という声も見られました。

相席ブロックが広まることで、全体のサービス品質が低下する懸念も強まっています。

まとめ

相席ブロックは一見、賢いテクニックのように見えますが、実際にはバス会社と他の利用者に迷惑をかける行為です。

キャンセル手数料の改定や予約システムの見直しといった対策が進む中でも、根本的な解決にはマナー意識の向上が欠かせません。

今後も高速バスを快適に利用するために、私たち1人1人が公共交通のルールとモラルを守る姿勢が求められています。

当記事は以上となります。

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この記事を書いた人

当サイトでは主に話題の時事ニュースを扱っています。

筆者は富山県出身&富山県在住。

Bリーグの富山グラウジーズを応援しています。

写真の撮影をしており、撮影の対象は選手やチア、綺麗な風景です。

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