2025年12月7日、、石川県羽咋市が県内で初となる自治体公式のeスポーツクラブチームを発足させました。
拠点は市内の「ラクナはくい eスポーツスタジオ」。
プロの指導のもと、大会上位を目指す競技部門と、年齢を問わず参加できる交流部門を設け、地域活性化と交流人口の拡大を目指しています。
当記事では、この注目の取り組みを、背景から今後の展望などをご紹介します。
背景と目的
羽咋市がeスポーツに取り組む背景には、地域の人口減少対策と若年層との新たな接点づくりがあります。
市は、東証グロース市場に上場しているGLOE(グロー)と連携し、これまでも「マインクラフト」を活用したプログラミング教室や、北陸最大級のeスポーツ大会を開催してきました。
今回のクラブチーム設立は、こうした取り組みの延長線上にあり、eスポーツを通じた持続可能なコミュニティ形成を目的としています。

クラブチームの特徴と活動内容
クラブチームは、年齢や経験に関係なく参加できることが特徴です。
下記の2つの部門で構成されています。
・交流部門:eスポーツを楽しみながら、地域の人々とつながることを目的。
・競技部門:プロの指導のもと、全国大会などでの上位入賞を目指す。
練習や交流は主にオンラインで行い、月1回はラクナはくいに集まり対面での交流も実施されます。
また、クラブの運営スタッフも募集しており、地域ぐるみでの活動が期待されています。
地域活性化とeスポーツの可能性
羽咋市のように自治体が主体となってeスポーツ事業に取り組むケースは全国的にもまだ珍しく、先進的な試みといえます。
eスポーツは若者を中心に人気が高く、都市部への人口流出防止やUターン促進の起爆剤としても期待されています。
また、eスポーツは国際的にも注目されるコンテンツであり、観光や企業誘致など、地域外との接点を生み出すポテンシャルを秘めています。
ネット上での反応と声
ネット上では、クラブチーム発足のニュースで大きな話題となっています。
・「羽咋市、時代を先取りしててすごい」
・「子供が参加できるのいいな。自分の市にも欲しい」
・「eスポーツが市の施策になる時代になったんだな」
といったポジティブな声が多数見られ、地方発のeスポーツ施策として高い注目を集めています。

まとめ
羽咋市が立ち上げた自治体公式eスポーツクラブチームは、地域のつながりを再構築し、未来志向の地域づくりを進める重要な1歩です。
若者が地域に関心を持つきっかけになり、他自治体のロールモデルとなる可能性もあります。
今後の活動状況や大会での成果、地域への波及効果に注目が集まる中、「eスポーツ×地方創生」という新たな可能性が、ここ羽咋市から広がっていきそうです。

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