K-1 WORLD GPスーパーバンタム級王者・金子晃大選手に浮上した「暴行動画」をめぐる疑惑が、再び大きな波紋を広げています。
書類送検されながらも不起訴処分となり、試合出場を認められた金子選手。
しかし、ネット上では「不起訴でも許される行為ではない」と非難の声が止まりません。
さらにK-1新プロデューサーに就任した須藤元気氏の沈黙も、ファンの不信感を募らせています。
当記事では、この問題の経緯と現在の状況を整理し、K-1が直面する責任について考えます。
K-1王者・金子晃大に浮上した“暴行疑惑”とは
金子晃大選手に暴行疑惑が持ち上がったのは2024年8月のこと。
練習相手を務めていたA氏が、「約2年半にわたり人間サンドバッグのように扱われた」と告発しました。
証拠として提供されたのは、腫れ上がった顔の写真や、防具をつけていない状態で殴打される映像など衝撃的なものばかりでした。
金子選手は「練習中の事故であり、故意ではない」と反論し、金銭トラブルについても否定。
しかし、千葉県警は傷害容疑で書類送検し、検察も厳重処分を求めましたが、最終的には嫌疑不十分で不起訴処分となりました。

ネットで拡散された「第2の暴行動画」
2023年9月、元プロボクシング日本王者・細川バレンタイン氏のYouTubeチャンネルで「第2の暴行動画」が公開されました。
そこには、金子選手がバンテージだけを巻いた拳で、無防備なA氏の顔面を殴打する場面が記録されていました。
動画公開後、SNSやYouTubeのコメント欄には「不起訴でも許されない」「これがチャンピオンの行為なのか」と批判が殺到。
格闘技界全体に波紋を広げる事態となりました。
須藤元気プロデューサーの沈黙
参院選落選後に政界を引退し、K-1のプロデューサーに就任した須藤元気氏。
しかし、この問題については沈黙を貫いています。メディアからの質問にも「担当者不在で回答できない」との返答のみ。
ファンからは、
・「元政治家としての意見を聞きたい」
・「K-1の顔として説明責任を果たすべき」
といった声が相次ぎ、須藤氏の対応に注目が集まっています。
金子の身近な人物による批判と本人の発言
金子選手の兄貴分として知られる元K-1選手・城戸康裕氏も、この動画を見て「どう考えてもありえない」と強く批判しました。
城戸氏によれば、金子選手は、
・「あの時期は頭がおかしかった」
・「強くなれれば他はなんでもいいと思っていた」
と発言し、非を認める姿勢を示したといいます。
また、城戸氏の「A氏に謝罪すべき」という指摘に対して、金子選手は「謝りたいと思っている」と答えたとされています。
しかし、A氏が主張する暴行被害や金銭問題の全てを認めて謝罪するのか、それとも動画の件だけに限定するのかは不明のままです。
格闘技界とファンが突きつける問い
格闘家の拳は“凶器”に例えられることもあります。
だからこそ、無防備な相手への暴行が「練習の一環」として許されるのか、という疑問が浮かび上がります。
不起訴処分になったとしても、ファンは「それで済む問題ではない」と声を上げています。
金子選手をチャンピオンとして認め続けることが、K-1という団体の信頼を損なうリスクを伴っているのです。
ネット上での反応と声
ネット上では、下記のような声が相次いでいます。
・「不起訴だからといってK-1が何も対応しないのはおかしい」
・「K-1自体の信頼が失われる」
・「解散すべき」
・「もう見ない」
という強い批判も少なくない一方で、一部には、
・「練習の一環かもしれない」
・「真実はどこにあるのか冷静に見たい」
という声も見られますが、多くのファンが不信感を拭えずにいるのが現状です。

まとめ
金子晃大選手の暴行疑惑と動画流出は、単なる個人の問題ではなく、K-1全体の信頼を揺るがす大きな事件となっています。
不起訴処分で済まされたからといって、ファンの疑念や批判は消えません。
須藤元気プロデューサーをはじめ、K-1がどのように説明責任を果たし、再発防止に取り組むのかが、今後の団体の存続と信頼回復に直結するでしょう。
当記事は以上となります。
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