神奈川県藤沢市にあるミニストップの店舗で、「〇〇高校生立入禁止(学校承認済み)」と書かれた張り紙が掲示され、SNS上で大きな話題となっています。
一部では生徒の「出禁(立入禁止)」措置に対する疑問や賛否の声も広がっており、学校側やミニストップ本部の対応も注目を集めています。
当記事では、問題の概要と背景、業界のカスタマーハラスメント(カスハラ)対策、そしてネット上の反応などについて深堀りします。
「〇〇高校生立入禁止」の張り紙とは?
2025年9月、エックスに投稿された「あるコンビニの張り紙」の画像が拡散されました。
画像には、特定の私立高校の名前とともに、「〇〇高校生立入禁止(学校承認済み)」という文言が記載されていました。
場所は神奈川県藤沢市のミニストップ店舗とされており、この張り紙が何を意味するのか、なぜこのような措置が取られたのかについて、疑問の声が相次いでいます。
引用:弁護士ドットコムニュース
ミニストップと学校側の対応は?
張り紙が貼られた理由について、ミニストップ本部は「掲示を指示したものではない」とし、該当店舗には「不適切な内容として撤去」を指示したと明らかにしています。
一方で、いつから掲示され、どのような経緯で張られたかは確認されていないとのことです。
また、張り紙に記載されていた私立高校が取材されたところ、担当者は「学校からは本件に関してお答えすることが難しい」とコメントを控えました。
これにより、学校と店舗の連携や合意の有無についても、不透明なままとなっています。
カスタマーハラスメントとコンビニ業界の対応指針
コンビニ業界では近年、暴言・暴力・無理な要求などのカスタマーハラスメント(カスハラ)に対し、各社が対応指針を策定し始めています。
ミニストップを含む大手チェーンでは、従業員が安心して働ける環境を守るために、毅然とした対応を取る方針を打ち出しています。
今回の「高校生出禁」措置も、迷惑行為の一環として捉えられた可能性がありますが、対応の透明性や社会的影響を考慮すると、一方的な通告が拡散されたことによる反発もやむを得ない状況となりました。
ネット上での反応と声
ネット上では、
・「生徒の行動が問題なら仕方ない」
と理解を示す声がある一方、
・「学校名を出して出禁にするのはやりすぎ」
・「個人への差別的措置にも見える」
といった批判の声も多数見られました。
画像投稿は現在削除されているものの、スクリーンショットなどが複数拡散されており、炎上が収束する気配は見られません。
過去には、2023年に相模原市のマクドナルドで、公立中学校の生徒が迷惑行為により出禁となった事例もあり、店舗の判断と社会的責任のバランスが問われています。

まとめ
「〇〇高校生立入禁止」という一枚の張り紙は、店舗と学校、そして社会の在り方を改めて問い直すきっかけとなりました。
迷惑行為から従業員を守る必要がある一方で、名指しでの排除措置が持つ影響力や偏見の助長も無視できません。
今後は、店舗と学校、地域社会が連携し、生徒への指導と再発防止策を共有することが、より健全な社会づくりにつながるのではないでしょうか。
当記事は以上となります。
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