2025年10月1日から販売開始となった大阪・関西万博の限定グッズ「LABUBU×ミャクミャク ストラップ付きフィギュア」が、発売当日からフリマアプリ「メルカリ」で高額転売され、大きな波紋を呼んでいます。
定価4400円(税込)の商品が7万円台で取引されるなど、約16倍のプレミア価格に設定され、SNSを中心にファンの怒りの声が噴出。
なぜこのような事態になってしまったのでしょうか。
商品の詳細
注目を集めたのは、中国発の人気キャラクター「LABUBU(ラブブ)」と、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のコラボフィギュア。
高さ約10cmで、ストラップ付きの仕様。
かわいらしい「おもちゃのパッケージ」に封入されたデザインで、コレクター心をくすぐる限定感の強いアイテムです。
販売方法も特別で、2025年10月1日~11日の期間、万博会場内に設置された二次元コードから当日9:00〜13:00までに応募し、13:30頃に抽選結果が通知されるという流れ。
さらに、会場入場が前提というダブルハードルが設けられており、本来であれば“本当に欲しいファン”だけが入手できる仕組みになっていました。
引用:マグミクス
引用:マグミクス
メルカリでの転売実態
しかし、販売初日から異変が。
メルカリをはじめとするフリマアプリでは、当該フィギュアが7万円台で多数出品・取引されており、「メルカリ相場がエグすぎる」と話題に。
実際には下記のような事例が確認されています。
・「定価4400円→7万円」で即売
・「7万で売れてるやん」といったユーザーの報告多数
このような価格設定は、定価の16倍にあたる異常な高騰。
抽選や会場限定という希少性を逆手に取った、悪質な転売が目立っています。
引用:マグミクス
転売問題の根深さと今後の課題
万博運営側は、転売防止のために「会場入場+抽選方式」を導入しましたが、それでも転売ヤーの参入を完全には防げませんでした。
この問題は、下記のような課題を浮き彫りにしています。
・高い入手ハードルを設けても、転売対策としては不十分
・抽選に落選したファンにとっては理不尽な状況
・本当に欲しい人へ商品が届かない構造的な問題
一部からは「受注生産にしてほしい」「会員登録制にするべき」といった改善案も出ており、今後のイベント運営の透明性と対策の強化が求められています。

ネット上での反応と声
ネット上では、下記のような声が相次いでいます。
・「本当に欲しかったのに、転売ヤーのせいで買えなかった」
・「7万円はさすがにヤバい。万博運営、もっと考えて」
・「受注生産ならこんなことにならなかったのに」
特に、抽選に落選したユーザーからの失望と怒りの声が目立ち、「また転売か」「買えない人の気持ちを考えて」といったコメントが多数寄せれています。

まとめ
「LABUBU×ミャクミャク フィギュア」の転売問題は、限定グッズが持つ希少価値の裏側にある“購入の不公平さ”を浮き彫りにしました。
今後は、ただの“限定”ではなく、
・どのようにして本当に欲しい人に届けるのか
・どのようにして転売ヤーを排除するか
という点に注力した、ファンファーストな販売戦略が求められます。
ファンの信頼を守るためにも、今後の万博や他イベントでの対応策に注目が集まることでしょう。
当記事は以上となります。




コメント