2025年10月13日に閉幕を迎える大阪・関西万博。
会期後半に入り「満員表示」が相次ぐ中、SNSやフリマアプリなどで「万博チケット譲ります」という投稿が急増しています。
しかし、その裏ではチケット詐欺の被害報告も急増。
お金を払ったのにチケットが届かない、連絡が取れないといったケースが続出しています。
当記事では、SNS上で多発している万博チケット詐欺の手口とその対策、安全な譲渡方法、ネット上での声などについて深掘りします。
急増するチケット詐欺の手口とは?
最近多く見られるのが、「行けなくなったので譲ります」といったSNS投稿に対して、PayPayなどのキャッシュレス決済での送金を求められ、送金後に相手が音信不通になるという詐欺手口です。
価格は定価の場合もあれば、減額・上乗せされているケースもあり一見すると“お得”に見えますが、チケットが登録できない・使用できないといった被害が報告されています。
また、「譲ってください」と投稿する側も注意が必要です。
これは詐欺師にとって“カモを自ら名乗り出ている”ようなもので、被害に遭うリスクが非常に高くなります。

譲る側も要注意
詐欺は買う側だけでなく譲る側にも及んでいます。
SNS上では、「チケットを送ったのに受け取っていないと言われ、代金が支払われなかった」との報告も見受けられます。
このようなケースでは、証拠が残りにくいため泣き寝入りとなる可能性が高く、善意で譲渡しようとした人が損をする事態に。
信頼関係のない相手との金銭を伴う取引は、譲る側も十分な注意が必要です。
正しい譲渡方法と公式ルール
大阪・関西万博の公式サイトでは、不正転売チケットは使用不可と明記されています。
正しい譲渡の条件は下記の通りです
・譲渡できるのは家族、友人、同僚など個人的関係者のみ
・価格は定価以下であること
・来場者区分(大人・子どもなど)が一致していること
・譲渡先に日時指定予約ができるかの確認が必須
特に日時予約がされていないチケットの売買は非常にリスクが高いです。
予約が取れずに閉幕日を迎えるケースもあり、使用できなかったとしても原則払い戻しはされません。
ネット上での反応と声
ネット上では、下記のような声が多く上がっています。
・「PayPayで送金したらブロックされた」
・「チケットが無効で入場できなかった」
・「取引相手に連絡が取れなくなった」
・「譲ったのに“受け取っていない”と言われた」
これらの声は万博チケット詐欺の深刻さを物語っています。
詐欺師は巧みに“満員表示”や“チケットが手に入りにくい”といった焦りを利用してきます。

まとめ
・SNSでの個人間取引は極力避ける
・チケット譲渡は家族・知人など信頼できる相手のみに限定
・PayPayなど送金後に証拠が残らない取引方法は避ける
・日時指定予約の有無を必ず確認する
・当日券は前日に公式サイトで販売情報を確認(数量限定)
万博を楽しみにしているからこそ、焦って詐欺に遭うリスクを避ける冷静さが必要です。
チケットを譲り受ける・譲る際は、必ず公式情報を確認し、安全な方法を選びましょう。




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